二枚爪の呪い

 

昨年末頃、歯医者の定期検診帰りにふと爪の手入れをしたくなり、そのままネイルショップに立ち寄りキレイにしてもらったのがきっかけで、現在も自爪に大変な心配りをしている今日この頃。

何故か右手の中指だけ二枚爪の呪いが解けません。

 

私がネイルが大好きだった頃、スカルプネイル全盛期。

長さを出すならスカルプが当然でした。

友人ももちろんスカルプ。

しかし生活に支障をきたしそうな凶器じみたネイルには食指は動かず、ジェルネイル派でした。

その後、ネイルショップでしてもらった方が断然キレイだけれど、オフもお店でしてもらわなければならず、そのまま新しいネイルを施してもらうループに陥っており、定期的に通うことにめんどくささを感じていたところ、オフがめんどくさくてお客さんに自宅でしてもらう用にリムーバーを販売するネイリストに出会いセルフジェルに開眼。

しかし、セルフでしたり、お店でしてもらったりを繰り返した結果、とても薄く弱くなってしまった私の爪。

あとオフするのも面倒である日からパッタリとやめてしまいました。

 

それからはハンドクリームは年がら年中つけるけれども、爪には無頓着。

常にやすりで長さを調整していたのに、爪切りで深爪一歩手前くらいにガッツリ切ることが日常となっていました。

タイピングしづらさを感じるとすぐバチッとカット。

爪に気を使わなくて良くなると何事にも手荒くなってしまうが自覚はないままでした。

 

で、何故か急に爪ケアに熱心になったら、爪がキレイだとそれだけで気分が上がる。

爪が弱いなと感じるので今のところベースコートとトップコートで補強する程度ですが、それだけでも全然違う。

やすりで整えたツルピカの爪が視界に入るだけで気持ちが良いのです。

ウキウキできる要素が常に自分にある、且つ視界に入りやすいのはQOLが2割増になること請け合い。

ただ、10年くらいほぼ深爪ライフを送っていたので手の使い方がとてもとても荒い。

それを自覚したのは以前よりは長くなっている爪に全く配慮しない指使いによる爪の破壊がたびたび起こるからです。

爪が剥がれそうになったり、爪に亀裂が入ったり、甘皮周辺が傷ついたりするととても悲しくなるし単純に痛い。

何故そんなところに亀裂が入るのか不可思議なこともあるけれど全ては自業自得。

この歳になって、爪が長いと手の所作が美しくならざるを得ないという学びを得ました。

 

しかし二枚爪の呪いは未だに私を解放してくれません。

右手の中指だけ。